内容説明
準備期間は終った。仲間は、新たにエドウィンを加え4人になった。予行演習も成功をおさめ、あとはイングランド銀行に乗りこむばかり。残されたステップはあと一つ、彼らの信用を高めるために、ヨーロッパ経済界を牛耳るロスチャイルドの手形を手に入れることだけだった。ジョージは勇躍パリに旅立った。この世の富の象徴を相手にまわし、知力の限りを尺して一大ペテンを仕掛けた4人の男たちの活躍を描く、痛快コン・ゲーム小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sugi Takahiro
6
前半の為替を用いた巧妙な手口とは一転して、逃走劇では追う方も追われる方も強引な展開に… 上中下巻にして、もうちょっと逃走にもひねりを入れていけばすごく面白い作品になったように思う(偉そうだが…) ただ、こう言った詐欺・犯罪小説は読んでいてハラハラできるので他の本も読みたいと思った。2015/06/21
アーノルド
0
30年前に読んだ作品です なので詳細の記憶は余りないのですが、愉しく読み進めた覚えがあります 懐かしさから再読を…と思ってはいるのですが、今の自分があの頃と同じように楽しめるのか多少不安な面も… “色褪せない名作”といった類いではなかったと思いますが、作品的には好きなジャンルなのでいいタイミングがあれば再読してみよう!