ノベルゼロ アンゴルモア異本元寇合戦記

銅 大【著】/たかぎ 七彦【原作・イラスト】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2018/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 356p／高さ 15cm
• 商品コード 9784042560821
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

モンゴル――それは“世界を滅ぼす大王”の出ずる地罪人として対馬に流された御家人・朽井迅三郎たちは知る。押し寄せようとしている蒙古軍を撃退せねば、命がないということに。中世日本を揺るがす大事件「元寇」を斬新な視点で描く本格歴史大河ロマン、ノベライズ！

銅大［アカガネダイ］
著・文・その他

たかぎ　七彦［タカギ　ナナヒコ］
原著/イラスト

内容説明

罪人として対馬に流された元鎌倉御家人・朽井迅三郎、彼はこの地に迫る脅威―大国・元の侵略を知ることとなる。九州・太宰府より援軍が来るまでの七日間、圧倒的な物量で対馬を侵攻する蒙古軍に対し、島民たちを生き延びさせるため、迅三郎は宗家の姫である輝日をはじめとした対馬の人々の想いを背負い、絶望的な戦に身を投じることとなる。中世日本を揺るがす大事件「元寇」―その始まりを島民たちだけでなく、幕府、御家人、蒙古、高麗などの思惑や願いを絡め、それぞれの視点で描く斬新な本格歴史大河ロマンが、今、ここに描かれる！

著者等紹介

銅大［アカガネダイ］
小説家

たかぎ七彦［タカギナナヒコ］
漫画家。小学館新人コミック大賞に入選（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[future4227]

高橋克彦さんの『時宗』の解説の中で、関連本の紹介ということで挙がっていた作品。漫画が原作でアニメにもなってるとか。蒙古襲来の中でも対馬での戦いに焦点を絞っている分、戦術や作戦も詳細に描かれ、戦国時代物の小説みたいなワクワク感を押さえられない。戦闘に次ぐ戦闘、一難去ってまた一難。果たして勝ち目はあるのか？主人公は義経流の使い手。少ない島民らを束ね、圧倒的大軍勢の高句麗・蒙古に挑む日本版『墨攻』だ。

2018/09/05

[miroku]

元寇。対馬に押し寄せる蒙古軍。対するは義経流の流人・朽井迅三郎。義経・安徳天皇まで絡む壮大な物語。

2019/08/22

[HANA]

元寇話のノベライズ。正直、火薬の登場と神風くらいしか覚えていない状態ではあったけれど結構面白かった。日本のためにというのもありつつ生き残るためにいろいろな戦略を繰り広げての戦いは凄い。改めてどういった戦いだったのか調べてみたくなった。次も気になる。

2018/08/15

[空木]

漫画よりキャラの心情がわかりやすかった。朽井が所々朽木になっておりますよ。

2020/01/26