内容説明
チャールズはテレビの職業当てクイズに、“俳優”として出演することになった。人選の理由は、役者として顔が売れてないことだというから馬鹿にしている。ともかく出番は無事おわった。だが彼が一杯飲りに食堂へ向かった直後、とんでもないことが起きた。番組のクライマックスで、司会役の人気俳優が突如苦しみだし、カメラの前でのたうちながら死んだのだ―毒殺だった。コップの水に何者かが毒を入れたのだ。衆人環視のなかでの犯行。そしてある発見を機に、事件の謎はますます複雑さを増した。いよいよ、チャールズの出番だった、“役者”ではなく、“探偵”としての。