内容説明
“一週間後の金曜日ホテル・アムステルダムで爆弾が爆発する。時刻は午後4時きっかり…”脅迫状は次の爆発も予告し、三回目の中止と引き換えに百万ドルを要求していた。爆発は予告の場所で、予告の時刻に起き、一人が爆死した…犯人はなぜこうも正確に爆弾を仕掛けられるのか!爆弾魔を追いはじめたのは退職刑事のチャーターズ。彼は正体不明の男から脅迫をうけ、やむなくそれを引きうけた。脅迫者は爆弾魔の要求する百万ドルの横どりを企んでいるのだ!限られた時間のなかで、チャーターズの必死の捜査が探りあてる、意表をつく爆発装置の秘密とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようかん
0
警察が総力を挙げて探しても爆弾は見つからないのに、予告通り爆弾は爆発する。如何にして、犯人は爆弾を仕掛けたのか。というところが、本作の最大のポイントである。ヒロイン・ジャニスの存在というものが、果たして本当に必要なのか読んでいる途中までは訝しく思ってしまったが、最後の最後に彼女の存在が生きてくる。そして、徐々に徐々にヒントを散りばめて最後に収束させるその手口は、見事である。2016/07/13
sro201
0
読者をいかに楽しませるかに心砕いてるのがしみじみと伝わる作家だったけど、この辺から感じられなくなっていったような気がする。上田公子サンの訳疲れだったのかな?
Ryosuke
0
竹2009/06/19