角川文庫<br> 三人のイカれる男

角川文庫
三人のイカれる男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784042531104
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ディブリー、スワボダ、ウォルター。3人は病院仲間だった。それぞれ、突発性健忘症、幻覚症、多重人格症という問題を抱えている。ディブリーはドライブ中に運転法を忘れ、スワボダには常に“見えない”母親がつきまとい、ウォルターはジェームズ・キャグニーになったりベティ・デビスになったりと変身する…。ある日この3人が怒りだした。通院の途中、車が道路の穴にはまりオシャカになってしまったのだ。責任は穴ボコを放置したNY市にある!怒れる3人は市に対する、途方もない復讐プランを編みだした。彼らの計画とは?そしてその思いもかけぬ展開とは―?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいちゃっぷ

6
強烈に印象付けられたプロローグというか序章が内容を要約していて(要するにネタバレしていて)困った。 「イカれる」は頭がおかしいという意味と「怒れる」を掛けているのですね。 突発性健忘症の男、他人には見えない母親を常に連れている男、三重人格でしょっちゅう人格が変わる男。 三人は共同で中古車を買い乗り合わせて病院へ通っているのですが、ある日陥没した道路に車が落ち込んでオシャカに。 市へ訴えても時間も金もかかるから弁償してもらえる望みはない。 ならばどんな手段を使ってもお金を取り戻すまでだ。 352ページ2012/09/18

保山ひャン

2
よく出来た映画を見るような爆笑の大傑作!主人公三人はそれぞれ、健忘症、多重人格、見えない母と一緒の幻覚を持つ、病院仲間。彼らは市長を脅す無茶な計画をたてるが、その計画を小耳にはさんだ悪党たちが、そのプランを応用して、銀行強盗をもくろむ。この悪党も馬鹿でドジ。原題は「一粒で二度おいしい」程の意味か。主人公たちが通う病院の先生も靴フェチで笑えるが、クライマックスで、今世紀に読んでこそぞっとする展開になって、鳥肌が立ちまくった。パズルを完成させるような面白さで、大笑いの鮮やかなラストに感動して涙ぐんだ。すごい!2015/11/19

kanamori

1
☆☆☆2013/09/27

12

1
徹夜本の紹介から 50点

sro201

0
印象が薄い。筋が思い出せない。酔っぱらって読んだのだろうか。記憶から消したくなるくらい、つまらなかったのだろうか。

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