内容説明
海辺に小さなホテルを営むクレオのもとに、孤独な男マックスが訪れた。亡き恩師ジェイスンが残した３枚の絵を探しにきたという。あふれる情熱を秘めながら人を愛することに臆病なクレオだったが、マックスを見た瞬間、甘美な戦慄に貫かれる。彼が、永く求め続けていた“鏡のなかの男”だと確信したのだ…。心に傷を負った男女が織りなす、優しく切ないミステリアス・ロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
romance_holic
2
この作家さんの魅力は、なんといってもはつらつとしたヒロインではないかなと思います。いかにも隣の家に住んでいそうな、健康的で、善悪のバランス感覚がある女性。 いかにもロマンス作品っぽいタイトルだなと思って読み始めましたが、意味がわかるとあながち悪くないタイトルかも。 スカーレット文庫は、いまでは古本屋さんではないと見つからないシリーズかもしれません。2007/09/01
カサブランカ
0
３，５2015/02/08
みか
0
大ホテルチェーンの副社長だったマックス（ヒーロー）は、社長のジェイスンが亡くなった翌日に退社した。そしてジェイスンがマックスに残したラトレルの絵を探しに来て、小さなホテルのオーナーであるクレオ（ヒロイン）と出会う。莫大なお金は手に入れたけれど、孤独だったマックス。血のつながらないジェイスンが、マックスの事を、実の息子のように大切に思っていて、遺産として残したものには、心温まりました。お金では買えない大切なものを、マックスは見つけて、良かったです。面白かった。2013/02/04
oneoeight
0
再読☆愛を知らない孤独なヒーローが、とある理由から過去アリお人よしヒロインのホテルで雑用していたら”家族”と”愛”が見つかるちょっぴりサスペンス風味なお話。影ありヒーロー自身も知らなかった心の隙間をヒロインに埋められてく様子にほっこりするんだよ～(*´Д`)。* 最後のヒーローからのプレゼントとジェイスンの言葉が泣ける。このお話スキだ。「鏡」度☆５ 2011/01/18
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