内容説明
幼いアザーリアはどこへ消えたのか?野犬説、殺人説が入り乱れ、事件の話題はオーストラリアから国外にまで拡まりはじめた。検視査問会では、関係者の証言に加え、様々の分野の専門家が鑑定結果を提出した。証言はすべてチェンバレイン夫妻による殺人説を否定したが、鑑定結果は逆だった。検察側と弁護側の火花を散らす応酬が開始された。鑑定の結果は夫妻に、ことに母親リンディに不利だった。裁判は終った。だが弁護側はやがて、逆転につながる重大な事実を探り当てる―。衝撃的な“殺人事件”を執念の調査で追った、『冷血』以来のノンフィクション・ノベルの力作。
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