内容説明
大木がうっそうと繁る大きな森。森はどこまでもつづき、家もなければ人もいない。いるのは野生の動物だけ。ワイルダー一家の開拓の旅は、こうした森のなかに建てられた、小さな丸太造りの家から始まった。食料はもちろん、生活に必要なものはすべて自分たちで作る。きびしい自然、そしてクマやオオカミといった恐ろしい動物たち。だが、一家の真ん中の少女、ローラの目は、毎日毎日楽しいことを見つけだす。すべてが手づくりであった時代、きびしい自然に勇気をもって立ちむかう一家の姿を、成長してゆく少女の目を通して描く、古典的名作シリーズの第1作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
44
およそ150年前のアメリカではそれはもう一日中、食べることの心配と仕込みをしているのです。でもなんだかとても楽しそう。そして家族みんな仲がよい。大変そうなのに羨ましい。幼い日、TVドラマ版を夢中で観ていましたが原作とは異なる趣き。2016/05/19
背番号10@せばてん。
27
1988年4月4日読了。おじさんだって、たまにはこういう本を…。1988/04/04
ちゃこてい
15
大草原の小さな家に行く前の、大きな森の小さな家に住むローラ一家の物語。時代は日本の明治維新の頃だそうで、毎日の生活は食べる為生きて行く為の仕事で、とても忙しそう。でも生き生きと暮らす一家の生活に、今の自分がちょっぴり恥ずかしい。2019/09/21
bunca
0
アメリカ開拓時代の自給自足生活は厳しい自然環境の中、子供の視線での楽しさもうかがえてちょっと羨ましい。2016/02/28
bunca
0
父さんが狩猟、開墾をして母さんがその収穫を生活の知恵を交え、豊かな食卓に変えていく。アメリカ開拓時代の自給自足生活。これはこれで満ち足りてるのかも。2013/07/10