角川文庫<br> キリング・フィールド

角川文庫
キリング・フィールド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042445012
  • NDC分類 936
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

22
登場人物も実在し実話のようであるが、歴史的事項や背景は省かれ映画化されたものをノベライズされたものらしい。タイトルは知っていたが、映画も見ておらずポルポト政権下のカンボジアとは結びつかなかったが、まともな教育を認めない国家と虐殺の悲惨さを強く感じさせる。こういう理解不能な理想を求め多くの民衆を殺した惨事は通史を介して理解したい。教科書等に記述があるだろうが、多分現代史は時間がなくほとんどの生徒が素通りしていることだろう。何人かカンボジア人の同僚がいたが同情の気持ちが湧いた。2017/02/17

VC

2
カンボジアのクメールルージュの行った蛮行の記憶。よく言われている、学校の先生はインテリなので処刑、本を読んだらインテリなので処刑、メガネをかけていたらインテリなので処刑、手が綺麗ならインテリなので処刑という体制がどのような雰囲気だったのかがうかがえる。ポルポトといったら、映像の世紀で初めて聞いたあの言葉(笑ってはいけない~)が思い浮かぶが、洒落になってない。カンボジアに行ってもアンコールワットにしか興味ない人が多いのでぜひ行ってもらいたい場所でもある。2016/03/14

sasha

1
国家としてのアメリカの尻拭いを、個人としてのアメリカ人が行っているのじゃないかと思う時がままある。カンボジア人の助手を国外脱出させようとして果たせなかったアメリカ人記者、クメール・ルージュ支配下に残されたカンボジア人助手。共に辛いよな。「あなたはちゃんと来てくれたんだ」。再会を果たしたタイの難民キャンプでの言葉が刺さるわ。お互いの命に責任を持ち、その責任を果たしたのだろうな。あ、映画の方もまた観たくなったわ。2016/01/20

Arte

0
有名な本だが、こんなストーリーだとは知らなかった。クメール・ルージュ侵攻下からの脱出の話なのね。カンボジア人のアメリカ人への想いが本当にこういうものなのかどうかはわからないが、確かに好意的でもおかしくない気はする。これは映画のノベライズなので、元々の手記の方を読みたいところ。なかなか考えさせられる本だった。読みやすいし、おすすめ。2004/09/02

DualBlueMoon

0
蛮行はなくならないんだろうね。2020/07/02

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