感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
28
読めば読むほど、引けば引くほど、白王子と黒王子なら黒王子。白の女王と赤の女王なら赤の女王。とても腹黒い「悪魔の辞典」。( ̄~ ̄;)2018/01/22
藤月はな(灯れ松明の火)
25
当時の状況、聖書やキリスト教に慣れ親しんだ人にはニヤリとできると思うか、「不敬だ!」と怒るかの反応が出たか気になります。しかし、人生の思いがけなさや美化しやすい宗教上の思想と人間性のブレを多くの詩や寓話などを引用して書き上げたビアスはすごいです。こんな全てを皮肉に笑い飛ばせる人がいるからこそ、時々、ろくでもない人生に「退屈」という文字はない。2012/02/06
アズル
15
中野のまんだらけで購入。岩波文庫と読み比べしてみたいと思って。訳者によって、ニュアンスが変わりますが、だいたい「うへぇ…」と苦笑いするほかないです。2014/11/18
steamboat
7
ひねくれた解釈の辞典。説明を先に読んで、何の言葉の説明か読んでみるのも面白かった。【女性】男性と対立する、また美しくもない性。【歯医者】口の中に金属をはめ込みながら、ポケットからコインをいく枚もぬき出す手品師。2017/07/15
Yappy!
4
好きな時に好きな言葉を拾って読む、それでいいのが辞典の素敵なところ。 捻くれているととられることもあるだろうけれど、実はこれの内容を楽しむためには幅広い教養と、フレキシブルな価値観、つまりは多様性に親和していないと読めない本です。 言葉の解釈に文化背景が重なるので、しっくりこないものもあるけれど、歴史も含めて読むととても勉強になる。 A.ビアスの原作に対し、いろいろな邦訳があるけれど、それぞれの味があるので、どれも楽しい。派生でジャンル限定の悪魔の辞典もあるので、お気に入りを見つけるのも楽しい。 2020/12/26