出版社内容情報
トマス・ブルフィンチ[トマスブルフィンチ]
著・文・その他
内容説明
舞台は六世紀頃の英国。国王アーサーや騎士たちが繰り広げる、冒険と恋愛ロマンス。そして魔法使いたちによって引き起こされる、不思議な謎の出来事の数々…。今日人気の高いファンタジー文学の源流をなす、この夢のような伝説が今、よみがえる。壮大にして官能美あふれる中世騎士物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
121
アーサーの名はメジャーで、彼の持つエクスカリバーも同様だが、そのわりに物語はあまり知られていない。かくいう自分も知らなかったわけで、本書を読み、その一端を知った。本書の特徴はアーサー王の物語というより、彼を取り巻く円卓の騎士たちの物語といってよいだろう。ランスロット、ガーウェイン、トリストラム&イソウド(トリスタン&イゾルテ)、パーシヴァル、ギャラハド等々…… どれも自分にとっては新鮮な物語だった。ただ自分的にはアーサー王と王妃ギネヴィア、そしてランスロットとの絡みの話を入れて欲しかったと感じた。2016/10/31
マエダ
71
正しき王しか抜けぬエスカリバー新訳だからなのかアーサー王はもののついでみたいな感じで抜いてしまった。ここが一番おっとなった。2017/11/20
ehirano1
62
ところどころで、これぞ騎士道!という雰囲気を味わえました。本書はそれで良しとします。2016/02/22
こなな
60
Disneyの『王様の剣』の絵本を昔持っていて好きだった。movieの方も好きで魔法使いマーリンとのお引っ越しのところなんかがお気に入り。なにしろワートが素直で可愛くてとても応援したくなる。とっても明るくて前向きで勇気があって思いやりがあって優しくて一生懸命で…アーサー王の少年時代を表したものだ。国のリーダーとして何が必要か、なにを学んでいかなければいけないか…でその続きが知りたくて読んだ次第である。円卓の騎士達の物語だった。騎士達の冒険や恋愛、妖精や魔法使いたちのエピソードを散文や韻文で書き綴ってある。2024/07/11
鱒子
53
カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」に触発されて、本棚から引っ張り出してきた本。アーサー王を中心とする中世騎士伝説です。この本ではマーリンの活躍がかなり省略されています。もうちょっと詳しい本があったはずなんですが、どこへ行ったやら… ランスロットと王妃ギネヴィアが嫌いな私は、もちろんガーウェイン派です(`・ω・´) トリストラムとイソウドの気絶合戦には笑ってしまいますꉂꉂ ( ˆᴗˆ )2017/11/17
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