角川文庫<br> 若草の祈り

  • ポイントキャンペーン

角川文庫
若草の祈り

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042220022
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

54
皆さんの評価が高いので読んでみました。良かったです。温かな読後感。ある日突然、父親が見知らぬ男たちに連れ去られ、母親と子供たちは貧しい田舎生活を始めることに……。子供たちが大活躍!母親も立派だけれど、みんないい子。彼らのエピソードがどれも楽しく、心温まります。「砂の妖精」もそうですが、ネズビットの描く子供たちは本当に生き生きとして魅力的ですね。古き良き児童文学。2023/03/04

kagetrasama-aoi(葵・橘)

38
2021年の読みおさめに選んだ本。何度読み返しても心がぎゅっと掴まれるお話。お母さんを思い遣る三人の子供達が凄く素敵です。2021/12/31

へくとぱすかる

34
今年の最終本。クリスティの「ABC殺人事件」の中で、ポワロが言った「鉄道の子供たち」という本。長い間読みたかったのに、邦訳タイトルに惑わされて、今年まで見逃していました。あの時知っていたら……。さて、父親がいなくなった後、3人のきょうだいが、貧しくなっても母と強く生きていく物語。鉄道の人々を中心に、新しい環境に、しだいに溶けこみ、受け入れられていく日々が感動的です。大人の小説ならラスト3ページは不要。作者も「もうあなたには何が起こるのかわかったでしょうね」と、読者に呼びかけます。でもやっぱりラストは感動。2015/12/31

ほう

23
昭和46年初版。裕福にくらしていた5人家族の身の上に、ある日突然、暮らしぶりが変わってしまった。父親は何処かへ連れて行かれ、母と3人の子ども達は田舎へと引っ越してきた。母が書き物をしている間、子ども達は列車を見に行く日々を過ごすようになる。子ども達の好奇心や、その土地に住む人々との交流が温かくて心楽しい。2023/11/26

アオイトリ

22
読メのレビューより)ネズビッド初読。読み応え十分のイギリスらしい児童書。ある日、立派な父さんが連れて行かれてしまい、倹しい田舎暮らしを始めることになった母と3人の子供たち。父の無事を祈って、毎日毎日 汽車にハンカチを振ることから始めます…。彼らのとびきりの勇気と清く気高い心が素晴らしい。どんなことも楽しい詩にしてしまうウィットに富んだレディは、まさにノブレスオブリージュ!不運を跳ね飛ばしてしまう強い家族愛と物おじせずに人の善なる心を信じる強さに魅せられました。楽しい、楽しい読書時間でした。2023/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/414639
  • ご注意事項

最近チェックした商品