感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
刳森伸一
5
デイックが徐々に往年の自信と若さを失っていき、それに伴いそれぞれの人間関係が変化してくる。さらにニコルの回復によるアイデンティティの喪失がデイックの老いと堕落を加速させ、皆が落ち目のデイックの元から去っていく。しかし、当然ながらデイックはデイックのものから去ることはできず、落ちぶれたデイックと生きていくしかない。上巻はやや冗漫に感じたが、下巻は素晴らしく、余韻の残すラストは秀逸。忘れがたい一作になった。2018/08/14
Naught
0
自己慰撫のような自画自賛作品。2011/06/30
コウ
0
★★★☆☆2008/07/01
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- 洋書
- Woo