内容説明
マーチ家の4人の姉妹はそれぞれの夢を語りあった。長女メグはお金持ちの奥さんに、次女ジョーは有名な小説家、三女ベスは健康を、末っ子のエーミーは世界的な画家になることを…。さて3年後、成長した彼女たちの現実は?少しでも叶えられたでしょうか。『若草物語』の好評に引き続いて書かれたこの物語はオルコット女史の青春の日々を織り混ぜながらユーモラスなタッチで描かれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いのうえ
10
子供の時は末っ子のエイミー派だった気がするのだけれど、今読んでみると人にどう思われるかよりも自分の思うように行動してしまうジョーに共感してしまう。親友のローリーを失う経緯は子供の時は全く理解できなかったし、今も理解しがたいところはあるけれど…また年をとれば感じ方も変わるのかな。2020/09/06
つぶあん派
3
85ページ目のお母さんのメグへの言葉が、本当にいい助言だと思った。若草物語から三年後の彼女たちは、あの頃よりも大人になっていたけれども、変わらない家族間の愛情があった。奥さんになったメグ、相変わらずのジョー、あれから少し体の弱くなったベスに、華やかななエーミー。変わったけれど変わらない彼女たちを見ていて、懐かしい気持ちになった。しかし大人になった彼女たちの状況は、変わらずにはいられない。出会いと別れの上巻だったが、下巻でどうなるのかドキドキする。2012/07/07
yukinori_h
3
一人一人が別々の哲学をもっているのに、互いに尊重しあっている。この人達は生きていると思わせてくれる。2010/09/24
tomatona
2
読みたい本が山ほどある中で、結局この本を読みふけってしまった。 何年ぶり?何十年ぶり?の再読。みんなの恋愛模様に、やっぱりワクワクする。2016/05/22
punto
1
姉が再読しているのにつられてかなり久しぶりに再読。大好きだったなぁ。読み直してみると意外に道徳プッシュの作品だったのだなと思いました。しかしいつ読んでも面白いのが名作たる所以でしょう。2012/09/01