内容説明
1832年6月5日。緊張を保っていたパリで、ついに市街戦が勃発した。そこには、マリユス、そして駆けつけてきたジャン・ヴァルジャンの姿もあった。一方、ジャヴェール警部はヴァルジャンを捉えるべく敵陣に侵入するが、逆に捕らわれの身となる。ジャヴェールの処刑を任され、ピストルを手にしたヴァルジャン。裏通りで銃声が鳴り響いた。しかし彼が放ったのは空砲であった…。“無償の愛”が一人の男の人生を変え、そして世界をも変えていく―。すべての人を感動と涙で包む叙事詩的物語がついにグランド・フィナーレをむかえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
後ろ前P
1
ついにレ・ミレラブル読破。かなり時間はかかったがやっと読み終えることができた。 物語の終盤が壮大で感動した。読破するのに苦労したが読んだかいがあった。次は原文にチャレンジしたい。2016/06/08
せきぐち
0
やっと読破。4巻は色々な人物に動きがあって読みやかったと感じた。ジャンの思考、ジャヴェールの思考、マリユスの思考…。それぞれが善と悪の間で揺れ、己にとって何が重要か、愛する者にとって何が重要か、恩人にとって何が重要であるかを異なった思考で考察し、様々な結論を出し迎えた結末は、なんとも言えないものだった。少なくとも、それぞれがそれぞれの想いを胸に生き抜いたことを感じることができた。2015/01/07
隠居
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最後の最後まで見事な筋立てで読ませた。さすがは名作。パリの下水道の話も興味深い。2013/04/03