内容説明
台風で荒れ狂う海に、こっそりボートで漕ぎ出した少年時代の特別な時間。かつてのほのかな恋心が鮮やかに甦る、二十六年ぶりの同窓会。大雪の日に愛娘と過ごした、かけがえのないひととき。名曲喫茶で遭遇した、謎のメッセージと不思議な老人。撮影現場で繰り広げられる、ハチャメチャな出来事と愛すべき映画人たち…。独特の感性と語り口で、読む者を底なしの笑いと切なさと破天荒な竹中ワールドに引きずり込む、傑作エッセイ集。
目次
パーマ
悪魔と呼ばれた男
セキツイ動物の夜
放課後
父のタバコ
台風
魔物のような女
恐怖のドア
へんな夜
太陽の子・なおと
わかりません
うまくいきました
大雪の日
同窓会
「チクショー」
名曲喫茶
ねぇ、聞こえる?
『とんでも当馬!』
著者等紹介
竹中直人[タケナカナオト]
1956年3月20日、神奈川県横浜市金沢区生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。俳優、映画監督、声優、作家、シンガーソングライター、コメディアンとして幅広く活動
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にっし〜
2
今年初の一冊は大好きな俳優さん、竹中直人さんのエッセイ。全体的にセピア色な感じ。芸術家なんだなぁと改めて思う。2013/01/06
owawamure
1
『直人の素敵な小箱』。森繁さんの「ぼくの手がやわらか~いということをおぼえていてね」は衝撃だった。和田勉、新藤兼人らの現場の話も非常に面白かったが、前作『少々おむづかり~』のほうができはよかったと思う。娘と大雪の話はとてもよかった。2010/08/21
kikizo
0
テレビで見る彼と同じ彼がそこにいた。根っからの旺盛なサービス精神で、その場の人たちを和ませる技術、最高です。中学校の同窓会の話や当馬さんの話は笑わずにはおられない!楽しませてもらいました(*^^)v感謝!!2015/06/16
ウメ
0
残念ながらイマイチ。竹中直人のパラレルワールドにすんなりと入り込めなかった。こういう物語文ではなくて、普通のエッセイの方が読みごたえがあるし面白い。とにかく恥ずかしがり屋さん。2012/09/28
Eeyore
0
心配ごむよう
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