内容説明
昭和二年、旧満州で小沢開作と結婚。歯科医の傍ら政治改革に燃える破天荒な夫を支え、地域活動に参加し、四人の子を育て上げた一主婦の劇的回想記である。満州事変、日中戦争、排日運動をくぐりぬけ、一六年に日本に引き揚げ、戦中の空襲、窮乏生活を経て、五三年に三五年ぶりに訪中。その二年後には世界的指揮者である三男小沢征爾と共に北京に降り立ち、中央楽団との初共演に立ち会った―。天性の明るさと懐深いやさしさで切り開いた人生を、昭和史を背景に語った感動の一冊。
目次
序章 おとうさん、帰ってきましたよ
第1章 てんやわんやの新婚生活
第2章 酒は涙か、ため息か
第3章 波乱に富んだ北京の暮らし
第4章 四人の子どもたちに囲まれて
第5章 さようなら、愛する北京
第6章 空襲、そして闘病
第7章 戦いすんで米づくり
第8章 貧しく、でも楽しく
第9章 若い日の征爾
第10章 音楽とともに世界を旅して
第11章 今、わたしは
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