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角川文庫
ぜんぜん大丈夫―静と理恵子の血みどろ絵日誌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041973257
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

大人の男にとって肝心なのは、いかに遊びに熱中できるかではないのか。人は放っておいても働いてしまう。しかし遊びは違う。しっかりと遊ぶ意志を持たねば中途半端な遊びになる。中途半端な遊びは身を滅ぼしてしまう…。ギャンブルでコゲつこうが、酒で身体を壊そうが、それがどうした!あきれるほどに飲み、打ち、旅し続ける無頼派作家の日々と、サイバラの容赦ないツッコミ!ますます痛快、愉快な人気エッセイ集。

目次

ぜんぜんだいじょうび(こわれている私;蟻を知らないか;ギャンブルをやめる時 ほか)
追跡!愛のお忍びデート(1)なぜか美術館篇(フランスで競馬だ!!;フランスで大当り;まさかという車券 ほか)
追跡!愛のお忍びデート(2)やっぱり麻雀篇(運の見極め;無事是名人生;“賭け切ること”の難しさ ほか)

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県生まれ。立教大学文学部卒。89年『三年坂』で作家デビュー。92年『受け月』で直木賞を受賞。他に『乳房』(吉川英治文学新人賞)、『機関車先生』(柴田錬三郎賞)、『ごろごろ』(吉川英治文学賞)など多数の著書がある

西原理恵子[サイバラリエコ]
1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学在学中に『ちくろ幼稚園』で漫画家デビュー。97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

101
泣けてきた。本来は笑うところなのに、泣き笑いになった。伊集院さん、銀座での鮨屋での流儀とか言っちゃってるのにさ、西原さんにかかると、博打好き、酒好き、女好きのダメ親父そのまんま。そんな漫画にされちゃう伊集院さんが書く文章はきれいで、普段より冴えてるのがまたね…。西原理恵子は女神だね。こんな厄介なオッサンをなつかせて、そのおっさんは今年の初めにくも膜下出欠で倒れ、理恵子さんを愛する高須院長もね…。なんかやっぱり泣いちゃうわ。2020/11/15

読み人知らず

4
バカオヤジ、伊集院さん。人生を知りつつ、人生にやられてる。金の勝ち負けはどうでもいい、というのはほんとうにどうでもいいのか??周囲が巻き込まれそう^^;2013/07/15

美幸

1
あはは、大丈夫じゃないじゃん(笑)って感じだね。博打をこよなく愛する先生です。2020/12/10

taka

1
仕事は受動的にやってくる。否応なくやらないと食べていけない(褒められた態度ではないが)。遊びは別にしなくてもよい。だから遊びは主体的に真剣に遊ぶ。言っていることはわかる。ただし著者の遊びは長続きさせられない。2017/11/23

更夜

1
もう、伊の字先生こと伊集院静さん、ギャンブルを語り尽くします。 ギャンブルっていっても色々ある中で伊の字先生は、競輪!これでありましょう。 コンビを組むイラストの西原りえぞうのアドバイス「この人にお金を貸してはイケマセン」というセリフがとてもリアル。ギャンブル好きで詳しい人の共感を得て、うならせるのもアリだけれども、私のように全く知らない読者にも読ませてしまうのはこれは技あり一本。ギャンブルに熱くなりながらも同時に冷めている伊の字先生。お金は貸したくないけれど、きっと人気ある人なんだろうな、と思います。2013/05/19

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