角川文庫<br> ココナッツ

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角川文庫
ココナッツ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041970089
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

実乃に中学二年の夏休みがやって来た。特に変わったこともない静かな町で、便利屋の父親を手伝っていたそんな時、実乃が密かに心を寄せる永春さんの同級生、ロック歌手の黒木洋介のコンサートが開かれることになるが…。何かすばらしいことがあるかも知れない、そんな少女の季節を描いた、清々しくほろ苦い青春物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

128
山本文緒さんの小説としては、推理小説でもあり恋愛小説でもありました。なぜココナッツという題名かは解明できませんでしたが(笑)簡単そうに見えて、犯人を捜し当てられなかったのが残念でした。ヒントはあったのに~。ただ登場人物についてはサラッと書かれていたので、もう少しジックリと書いてくれたら共感できたかもです。2022/07/07

くろにゃんこ

41
チェリーブラッサムの続編。永春さんの学生時代の恋も出てきてなんだかニヤニヤしちゃいました。今回はお姉ちゃんが可哀想だったりいい人だったり(笑)さらに登場人物に愛着が湧いてきて・・・だから続編がないのが残念です。その後の話が気になります。2017/08/24

ほのぼの

39
『チェリーブラッサム』の続編。主人公の実乃が父親の便利屋を手伝って奮闘する。前作は犬の捜索だったけど、今作はロック歌手のボディガード。探偵(?)としても成長したが、それよりも気になるのは永春さんとの関係。元カノの出現にハラハラ・ドキドキ。ほんのチョットだけ進展するのかっ⁉って思ったら終わってしまった。あとがきに「いつか、彼女がもう少し大人になった日の物語を書くことができればと心から思っております」との言葉。ツラい。涙がにじむ。書いて欲しかった。2024/07/31

真香@ゆるゆるペース

39
シリーズ物ってあまり読まない方なんだけど、前作の「チェリーブラッサム」が面白かったので、読んでみたくなった。元々はティーンズ向けの作品なので、サラッと気楽に読めるライトなミステリー。実乃ちゃん憧れの人の永春さんはとても素敵な男性で、実在したら間違いなく私も憧れてしまいそう… ちなみに、前作を読んでなくても分かる内容になっているので、いきなり本作から入っても大丈夫です。ラストはとても爽やか。続編あればいいのになあ。2019/02/03

よしのひ

32
美乃と父親の親子関係、美乃と花乃の姉妹関係、美乃と永春との関係……など、今作は人間関係の結びつきがすごく良く、またテンポが良いコミカルな作品であった。「あとがき」に元々はジュニア小説に加筆修正したものだから、大人は違和感があるのでは、という作者の話があったが、私は結構好きかもしれない。私が忘れているあの時の感覚が今作にはあった。日々の疲れを少し癒してくれる力があったようにも思える。ちょっと笑える感じがまた良い。順番は逆になったが『チェリーブラッサム』も読まねば!2021/10/19

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