内容説明
父親の残した傾きかけた小さな船の修理工場を継いだ弘人は、亜裕太、甲と高校時代からの仲間だ。三人はお嬢様大学に通う菜緒と、その親友の裕子と知り合う。菜緒は横浜の老舗ジュエリーショップの娘。最初は反発しあう弘人と菜緒であったが、いつしかひかれあうようになり、お互いなくてはならない存在になっていく。しかし、ひたむきでまっすぐな二十歳の恋には、乗り越えられない障害があったのだ。
著者等紹介
北川悦吏子[キタガワエリコ]
シナリオライター。早稲田大学卒。エッセイや作詞の分野でも人気を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読書素人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
61
図書館のラベルは「トヨ」となってて何故だろうと調べてみたら「ノベライズ・豊田美加」だかららしい。その情報が書いてあるページを探し出すのがとても難しかった。(表紙とか中表紙とか奥付とかではなかったので)2017/11/19
かいちゃん
33
まぁお家柄の違いの恋愛、よくあるベタだったんだけど面白い。脳内では弘人が亀梨になってた。2019/01/27
Koto
10
そういえばこんなドラマもあったかも、と手にしたドラマノベライズ。さらっと読めて、当然ながら分かりやすいほどドラマチックな展開にキャストを妄想するのが楽しかった。身分差のある男女の純愛ラブストーリー。若さ故に純粋で、若さ故に無謀で。どうしようもない二人が切なくて胸がぎゅっとした。映像で観てたら絶対泣いてたかも苦笑 北川悦吏子さんの書くドラマは好きだな。綺麗すぎる台詞がとっても素敵。それこそドラマのような恋、っていうのを具現化してくれてるみたい。2014/03/20
ネロ
8
今時こんなにできた若者がいるんだろうか。私と同年代の弘人と菜緒だったけれどこんなにすてきな恋愛をしている恋人たちは少ないように思える。純愛は応援したくなりますよね。2011/10/28
ひよこまめ
5
本当に本当に純愛、羨ましくなるくらい。誰かを好きになることで強くなれるのってすごくいいなぁ。誰かを好きになることで嫉妬とかで潰れたり不倫関係なったりする本ばっか読んできたからかものすごく心が洗われた気分に。気持ちを誤魔化して 逃げてばかりいるのやめないとって思った。まぁ、現実はそんな簡単じゃないけど。弘人の置かれていた状況と自分が置かれている状況がすごく似てる。抱え込んで身動き取れなくなるとこも。全て100%なんて無理なんだから少しは手放すことも覚えなくちゃいけないのかもしれない。2012/05/01