出版社内容情報
アメリカに本社を構える某銀行の副社長、バトラー氏がある邦銀買収のために、日本へ単身赴任。彼が異国で見た、おかしなおかしな「ニッポン銀行社会」とは?
内容説明
米資本の大手銀行「ホライズン・ステート・バンク」は、死亡寸前の邦銀「かみかぜ銀行」をタダ同然で買いたたき、42人の占領スタッフを東京へ派遣した。リストラで収益率を上げ、株価を高め、最終的には日本の個人金融資産をごっそりアメリカ本国へかっさらう!ところが、責任者マービン・バトラーの前に、日本でも特に不可解な人種「銀行マン」が鈍重に立ちはだかる。保身、根回し、なあなあ主義との、果てしない消耗戦が、いま始まった。
著者等紹介
横田浜夫[ヨコタハマオ]
1958年、東京生まれ。81年、都内有名私立大学を首席で卒業。銀行員時代に書いた『はみ出し銀行マンの勤番日記』が話題に
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