内容説明
大手洋酒メーカーの社長が、突然何の関係もないマンションから転落死した。果たして、「自殺」か、「他殺」か？警察の捜査は状況から「自殺」に絞られ、その原因を追求していく。そして、企業トップが関わった事件を隠そうと企業の論理を振りまわす会社関係者の対応や、また典型的な同族企業体質の厚い壁にはばまれながらも、意外な事実が次々に判明し、企業のスキャンダルが露呈してくる…著者渾身の長篇企業ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムー
1
同族企業の内幕だが清水一行にして経済推理小説ですね。同族のエゴとその身勝手な事柄が結局総本家を枝別れしている家がカバーしている。事実もこんなものだろうか？2014/09/16
