内容説明
若色麦子、職業税理士。安定収入で家族と同居、暮らしに不自由はないけれど、いつもちょっとウツ気分。京介という恋人がいるけれど、「どうしてそんな男と」と周囲からは責められる。確かに仕事をすぐ辞めてしまう彼だけど、誰にもない才能がある。京介のためなら、金策だって惜しまない!?麦子の決心に、周囲はそれぞれ違う反応をして―。「つまらない男」に振りまわされる女性たちを、時にコミカルに時にせつなく描く、大人の恋愛小説。
著者等紹介
藤堂志津子[トウドウシズコ]
1949年、札幌生まれ。広告代理店勤務を経て、作家活動に入る。直木賞候補作『マドンナのごとく』でデビュー、『熟れてゆく夏』で第100回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カピバラ
35
どんなにひどい、つまらない男でも、好きになってしまったならしょうがないじゃない!と開き直った女の話。恋は盲目たぁこのことよ。まあ、女性なら一度はつまらない男に引っかかってしまうものですたい。2015/07/15
ma!:)
2
貴方にとってはつまらないかもしれないけど、わたしにとってはつまらなくなんかなかったのッ2015/03/03
りか
2
税理士の女性が主人公。フリーターというか…ヒモ?な男性が自分の元を去ろうとするのを必死にどうにかしようとする作品。終わりもそれでいいの?と思ったり、何ともいえない歯切れの悪さを感じた。でもだめんず好きなら仕方がないのかもしれない。2011/03/10
金ちゃん
1
滝子先生の、失敗しようと、だまされようと、何もない人生よりいいんじゃないか、という悟りきった持論が素敵でした。あと、朝加の言った、『たかだかこんな話、あんな話、この程度の話の寄せ集めでできているのが、人生ってものではありませんか。』このセリフが、この話をうまく説明しているように思います。2014/09/21
あきぴー@武蔵国
1
感想:★★☆☆☆ どうしようもない男を好きになってしまう女性をコミカル(?)に描いています。 途中、「オイオイ、とっとと別れろよ!」とツッコンでしまいます・・・ 最後の3行は、「ありえないだろ!」と言うオチです。 いまいち期待はずれでした。2006/03/07
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