内容説明
大川端の船松町で辻斬りがあった。首を刎ねられ、血を撤き散らしながら舞うようにして殺されたという。その惨たらしい殺し方は手練の仕業に間違いない。しばらく前にも隣町で、同じように斬られた侍がいた。本湊町の料理屋・清洲屋の用心棒、流想十郎は、その剣法に興味を覚える。殺されたのは御徒目付で、ある不正を探っていた。想十郎は、下手人に間違えられたことがきっかけで、事件に関わることに…。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。90年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。近年は時代小説、剣豪小説の分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
2
剣一筋2017/09/09
タカシ
2
舞首の敵が何となく強さが感じられなかったな。2013/05/28
sigematm
2
53点 第3弾です。今回は粋な小料理屋の年増のお姉さんが登場です。 相手の剣の使い手は首を刎ねたあと「舞首」とつぶやきました。 [胡蝶剣」とつぶやく流と、「舞首」とつぶやく浪人。 いい勝負ですが、当然勝つのは主人公です。 時代物を読んで気になるのは江戸の土地勘がないので地図を付けてほしいです。2011/10/26
Giyaman Teialuji
1
一気に読めます。(^o^);2022/09/10
パーやん
1
直心影流舞首の剣石神玄三郎と流想十郎胡蝶剣との対決で一話完結です。御徒目付田原宗八郎、宇津木慶助等は御納戸組頭武部喜十郎の不正を追っていて斬殺される。仇討ちをしようとして返り討ちに合わんとしていた妹さちと室井泉之助を想十郎が助けたことから、不正の探索にも関わり合うことになる。ここで想十郎の出自を知る柏崎仙右衛門なる目付が登場し、今後のエスカレーションを予想させる。どうも地味な話が多いのでちょっと期待(^-^)/2017/08/01