内容説明
小学4年生の時に誘拐され、殺害された少女・葛城佐智絵。同級生で佐智絵に恋心を抱いていた郷田亮二は、医学部を卒業して一度は医師なったが、その職をすてて刑事になった。どうしても犯人を突き止めたかったからだ。だが、事件を追う彼の前に「葛城サチ」と名乗る女性が現れる。彼女は殺されたはずの佐智絵にあまりにも似ていた。国際刑事警察機構のエリート駆け出し刑事・郷田が執念で辿り着いた事件の全貌とは―。
著者等紹介
新津きよみ[ニイツキヨミ]
1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
min2
18
20年前に起きた少女誘拐殺害事件。その同級生が真相究明に乗り出すお話。初恋の相手で被害者の最後の目撃者である郷田亮二。彼と当時の担任、被害者の家族、クラスメイトの思いを中心に進むストーリー。今の私は、担任の先生の思いがとても胸に響いてしまいました。それにしても郷田君の執念、すごいです。すべての思いがつながって良かったです。ドラマ化されているというあとがきを読んで、見てみたくなりました。2016/08/22
かずちゃん
4
終わりの方に、真相(犯人)がでてきたけども、話の中で、全然登場してない人だから、ミステリーとしては、真相が付けたしという感じ。2017/05/14
もか*
4
なんだろう。設定は良いのに生かしきれて無いのか、何か中途半端感が否めない気がするのは何故だろう。2011/07/07
猫
3
新津さんの小説、何冊か読みましたがこれは余り面白くなかった。ドラマ化されてたのも知らなかったわ。2015/08/07
はむちょこ@おさる
3
新津きよみさん 初読 面白かったです。2015/04/14