角川ホラー文庫<br> 同窓生

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角川ホラー文庫
同窓生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041916063
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大学時代の友人たちと、十四年ぶりに集まることになった史子。近況報告や思い出話をしながら、楽しいひとときを過ごしていた。ところが、誰もが憶えている「鈴木友子」という同級生のことを、史子はどうしても思い出せない。皆に「鈴木さんと一番親しかったのはあなたのはず」と言われ、史子の不安はますます大きくなるが…。複雑に絡み合った記憶の底から恐怖が滲み出す、長編ホラー・サスペンス。書き下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジンベエ親分

39
同窓会に出席した史子が、皆が覚えている鈴木友子を自分だけ覚えていないことに不安と恐怖を感じるのだが…。ミステリー要素とサスペンス要素を巧みに織り交ぜながら、きっちりホラー要素も入れ込んでくるあたりは手慣れたもの。今風の作家とは違い、話をやたら膨らませたりしないあたりも実は好み。嫌~な人物もこの世ならぬ者も出てくるが、映像化すればホラー映画としてバッチリハマりそうなシーンもあるけど、話の核は「記憶」というものの曖昧さや都合の良さ。ラストでは不覚にもじーんとしてしまった。エピローグ前の最後のシーンが好き。2017/10/10

ゆみねこ

27
大学時代の友人たちと14年ぶりに集まった史子。近況報告や思い出話の中で「鈴木友子」という同級生のことを思い出すことが出来ない。みんなが覚えている「鈴木友子」を自分だけが思いだせない。記憶が異常になったのか、自分の脳にトラブルが起きたのか、史子の不安が増していく。うーん、面白くないわけではないが、史子に魅力を感じられず、友人たちも好きではない。今一つの印象。2013/08/18

mr.lupin

22
新津きよみさんの著書六冊目読了。大学時代の友人たちと、十四年ぶりに集まることになった史子。近況報告や思い出話をしながら、楽しいひとときを過ごしていた。ところが、誰もが憶えている「鈴木友子」という同級生のことを、史子はどうしても思い出せない。皆から「鈴木さんと一番親しかったのは、あなたのはず」とまで言われてしまう。序盤はゾワゾワ感もあり面白かったが、途中辺りから、人がゴッチャになってきて誰が何をしたのかついて行けなくなってしまった。もう一度読み直せば、もっと面白さが良くわかるかな。⭐⭐★★★2025/08/08

ブルーベリー※更新は控えめです

20
同窓会に参加した史子。皆が言う鈴木友子というかつての同級生。ただ自分はその同級生を全く覚えていなかった。謎の同級生の正体は怖くなかったけど、女性の妬みや人を陥れようと必死な姿が一番怖かったです。2020/06/27

星落秋風五丈原

20
大学時代の友人と14年ぶりに集まった史子。近況報告や思い出話をしながら、楽しいひとときを過ごしていた。だが誰もが覚えている鈴木友子という同級生を史子は思い出せない。皆は一番の親友どうしだったというが。全ては史子を羨む友人、由紀子がかつての教師まで巻き込んだ作り話だった。ところが彼女達の前に、鈴木友子と名乗る女性が現れる。著者にしては珍しい超自然もの。書き下ろし。2002/05/27

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