内容説明
「好きな男の子の絵を描くために、漫画家になったといってもいい」という柴門さんの理想の男性像は、「P・S・元気です、俊平」の俊平、「あすなろ白書」の掛居君、「東京ラブストーリー」の三上、「お仕事です!」の東国さん…フェロモンを醸し、才能があり、孤独を抱えた永遠の少年。そんなかけらを持った現実の男性を心ゆくまで語った納得の男性論。ポール・サイモンからスピッツの草野君まで、20年のミーハー歴から得た答えは…。いい男に出会ったら、どんな汚い手を使っても自分のものにすべきである。
目次
「いい男」の数は本当に少ない。全身全霊を打ち込んで努力して探し回らないと見つからないのだ。―男性論
私は筋肉少女帯の歌詞のいくつかに、本物の詩人の匂いを感じることができる。―大槻ケンヂ
私の答えはいつも決まっていた。「私は、男は才能で選ぶ」―ポール・サイモン
野獣になるなら、一人でキバを磨け、と言いたい。―江口洋介
行かないでくれ。僕には他に友達がいないんだ。―リバー・フェニックス
私は、男二人の兄弟というものに、ずっと関心があった。―若・貴兄弟
恥ずべきは、きみを恥じた僕の心だった。きみを求めている。ジェームズ・スペイダー
メソメソしているうちは、人間の傷なんて浅いものである。―中原中也
自分の美ボウを笑いものにできた日から、阿部寛の役者としての成功が始まったのだと思う。―阿部寛
才能ある人の、サービスとしてのカッコ悪さである。ウッディ・アレン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
218
サイモンさんは言う「〈いい男〉の数は本当に少ない。全身全霊を打ち込んで探し回らないと見つからない」そしてこうも言う「もしもそんな男と恋に落ちたら、どんなに汚い手を使っても、自分のものにすべし(たとえそれが他人の夫でも)」...肝に銘じて生きていきます(笑)2016/12/05
mazda
17
柴門ふみさんが、自身の思ういい男について語ります。大槻ケンヂ、江口洋介、ビートたけし、鈴木大地、などなど。理由は様々ですが、それぞれに柴門さんの物の見方が分かり興味深いです。ご一読あれ。2018/02/07
マーク
3
30 面白い。山崎マリにはかなわないかな。サイモン、ポールサイモンに因んだ。2018/01/05
K K
2
まあまあ。たしかに彼女が描写する人たちは魅力的。ただ、そんな男性いるのかな?(笑)わたしはお会いしたことないな。。 昭和は良かったね。彼女と趣味が似ていることは認めなくてはなりません。。2018/06/14
こけもも
2
一体どんな内容の本だ?と思いながら読んだけど、すっごく読みやすいエッセイだった。 大槻ケンジの章ではふきだしそうになった。 表紙のイメージとは裏腹全然やらしさがないのがグッド!!2011/11/03