内容説明
もう男なんてこりごり、と思っていた。憧れの彼から思いもかけない誘いがかかるまでは―。甘やかな恋に陶酔していく歩美には、しかし過去のやましさが執拗に取り憑き、幸せに黒い染みを落としていくのだった…。男と女のあわい恋心が、やがて大きなうねりとなって、静かな狂気へと変貌していく様を見事に描き出した表題作ほか２篇を含む、待望の文庫オリジナル。
著者等紹介
赤川次郎［アカガワジロウ］
１９４８年、福岡県生まれ。７６年『幽霊列車』で第１５回オール読物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
78
「角に建った家」は1990年岩波書店刊単行本 魔法の声(ink heart)と同じで本の世界が実現する恐怖小説というよりは幻想小説。 「あなた」角川ｍｉｎｉ文庫 「今日の別れに」2002年9月から12月号 本の旅人連載 赤川次郎らしい。赤川次郎ファンではなく，ホラーファンが読むと点が低いかも。2011/01/16
coco夏ko10角
19
読み始めて「あれっ、これ読んだことあるぞ」と。読メ確認したら角川文庫から出てるのを数年前に読了してた…。出先だったのでそのまま読む。『角に建った家』由紀子の想いと決意。『あなた』ダメな大人がたくさん。『今日の別れに』これが一番よかった。2023/10/27
ニカ
9
「今日の別れに」が1番分かりやすくて怖かった。他二つはイマイチだったかな。2019/12/31
そのぼん
7
ホラーだけど心理的な怖さを扱っていた気がします。短編集なので軽く読めました。2011/11/06
ゆず
5
赤川次郎のホラー短編小説。 ホラーは苦手ですが、怖いというよりも悲しいお話でした。 復讐って怖い。 ｢角に建った家｣という話が一番好きかな。 悲しいけど、優しい話。2012/12/21
