内容説明
私立K女子高校。早朝の教室で、ひとりの生徒が手首を切って自殺しているのが発見された。TVレポーターとしてその事件の報道に関わることになった白木。しかし視聴率優先の番組づくりに嫌気がさした彼は、独自に自殺の原因を探り始めた。学校側も両親も、明らかに何かを隠している。やがて白木は少女が遺書をのこしていたことを知り、何とかそれを手に入れようとするのだが…。(「本日は悲劇なり」)表題作の他に、中編「1/2の我が家」を収録した、贅沢な作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらげ@
4
(☆☆☆)テレビレポーターとして女子校の自殺を取材、原因を突き詰めていく話と社宅にて暮らす夫婦の話。現実にありそうでちょっと怖い…。2編収録。2012/07/15
kaizen@名古屋de朝活読書会
3
本日は悲劇なり 1/2の我が家 の2本立て。 本日は悲劇なり は,女子校で亡くなった学生をめぐる話。 1/2の我が家 は,課長昇進と社宅の自治会長の就任。 その裏にうごくさまざまな悪意を乗り越える。 時のアラベスク,罪深き緑の夏,黒猫遁走曲,シメール,ハムレット狂詩曲,この闇と光,一八八八切り裂きジャック,レオナルドのユダ,ラ・ロンド 恋愛小説などの推理小説を書いている 服部まゆみ が 「軽みの構造」という標題で解説を書いている。 2011/05/11
月
2
本棚から。何度目かの再読。2021/08/07
ぷに姫
0
★★☆☆☆2012/06/20
ipusiron
0
1995/7/7読了2009/07/11