感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
41
ゲバラを「完璧な人間」と称した人がいる。確かに。だが私の中のそれは一貫してこの人。才能、ルックス、挑戦する姿勢、腕力の強さ、繊細な優しさまで完全無欠。と思っていた。あの時までは。ゲバラがボリビアで散った様にASKAだって敗れる。過ちも犯す。改めて語る言葉に耳を傾け、新曲「FUKUOKA」を聴く。不条理な人の世に翻弄され、逆境に追い詰められてもこの人は必ず立ち上がってきた。見えない所で信じ難い努力を孤独に貫ける男。初めてその姿が透けて見えた。今回は信じる。裏切られてもいい。信じた者だけが裏切られるのだから。2016/12/28
佐島楓
6
CHAGE and ASKAのファンとして、そして飛鳥涼のファンとして長年彼らのことを見てきた身としては、無期限活動休止という今の状態は充電期間に過ぎないだろうと冷静に思える。この本を発掘し、十数年ぶりに読んでその思いは間違っていないと確信できた。二十年以上前出された本だが、飛鳥涼のソングライターとしての才能、矜持、そしてアーティストとしての孤独にまで思いを至らせることが今回の読書でできたあたり、私も成長したなと感慨深い。いずれにせよ、ファンは皆待っている。ふたりでステージに立つ日を。2012/05/09
Y2K☮
0
C&Aは人生で一番聴いているアーティスト。約二十年ぶりに再読。当時は読み飛ばしていたであろうASKAと関係ない部分が印象深い。路上に佇むパンクな若者とか。ビートルズのことも当時は全く知らなかった。Chageがセオリーに囚われない楽曲作りのきっかけになったと語る「ripple ring」も、十代とか二十代前半の頃は何とも思わなかったが、最近聴き直したら神秘の海に漂うような名曲だった。飛鳥涼のクレジットは2001年までなので、できれば同じ著者の書く”ASKA”論を読んでみたい。いま、この時期だからこそ。2013/08/20
とみー
0
この本の題が名曲となったのですよね。2012/10/11
shouga123
0
たまたまCHAGE&ASKAデビュー日に読了。作曲方の変化やロンドンでの、思わぬ繋がりを引き寄せるものがあるなど興味をひかれる話が多かったが、なにより、飛鳥の発言や振舞いから昔も今もファンへ向けての想いは根底では変わっていないのかなと感じた2020/08/25
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- ガラス張りの誘拐 講談社文庫