内容説明
らも節が冴える、新作上方落語の毒演会。一読必笑。
目次
第1話 うどん番外地・けつねの墓場
第2話 悪夢のセールスマン
第3話 おげれつ指南
第4話 このごろのおじいさん
第5話 迷い子の達人
第6話 たこの仇討ち
第7話 しゃっくり止まらん
第8話 ゆかの下
第9話 どぜう地獄
第10話 知ったかぶり
第11話 宇宙鯖
第12話 披露宴
第13話 吐かせの岩崎
第14話 おかるとかん平
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛞蝓書房
5
素晴らしい作品をゲット。中島らもなんか高校時代以来や。「西方冗土」に出てくるネーポンを求めて神戸の町を彷徨い歩いたのを思い出した。今度の落語会で一席やってみよかな。2013/03/04
ボスむっち
1
しっかりオチがあって面白かった。最後に(…!)となる。2025/03/18
purintabetainoo
1
初めは退屈だった。あれ?中島らもって面白いんじゃなかったっけ…?て。でも読み進めていくうちに、脳内であのらもさんの喋り方で読めて来てから楽しくなった。中畑さんという方の後書きも良かった。"世間が、ま、これでいいやとヌルい約束で呼吸しているところへ、微妙にゆらぐ空気を送ってくる" ぜひらもさんにこの新作落語全部やってほしかったな、あの喋り方で。2025/03/08
kierke
1
十五年ぶりくらいに再読した。落語集、という呼び方でいいのだろうか。しょうもない笑い話にも作者の博覧強記が活かされていて、それがなおしょうもなさを強調している。独特。しかもどの話もちゃんと笑える。落ちで「そうきたか」と思わず笑みがこぼれる。らもさんの落語を一つでも見たことがあるなら、あの酔ったような話し方で再生されて、なお面白いはず。2024/10/15
10年経ったら
1
文字で読むもんやおまへんな2014/11/27