内容説明
女優になりたくて売り込みにいったはずが、いつの間にか取材記者になっていた―。たまたまジャーナリズムの世界に踏み込んだ女優志望のド派手少女が、ノンフィクションライター「家田荘子」と呼ばれるまでの体験取材の日々。振り回され騙され泣されながらも、必死で追いつづけ、やがてひとつのネタをモノにしていく。書きたくても書けなかったこと、作品には登場しない裏側の人たちのことを、いま、愛情をこめて綴る。繊細さと大胆さ、鋭さと優しさ、臆病と怖いもの知らずという両極の性質をあわせもつ著者の、不思議な魅力溢れる一冊。
目次
私がノンフィクションを書く理由
大好きな街、六本木を舞台に
すべては体験から始まった
じゃぱゆきさんとの出会い
極道までの長いアプローチ
極道・服・約束
『極・妻』出版の後日談
議員会館ちょこまか奮闘記
素顔のままの代議士と夫人達
イメルダ夫人のハワイ日記