感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
165
昭和20年代半ば、手塚治虫の初期作品。地底国の怪人。ある目的から地球の裏側までトンネルを掘ろうとした人間。そこに現れた地底人。人間が改造して生まれ変わったウサギのような人間のような者が、はたして地上人を守ってくれるのか。魔法屋敷。人間が築いた科学文明と魔法人との対決。互いの正当性がぶつかる。本当に科学を極める道が正しいのか。生き残ったものが正しいのか。夢を忘れた者の頭はコチコチになると作者は語る。人間は超越したものを作り出す能力がある。それは制御できないほど恐ろしいものにも、安らぐためのものにもなり得る。2024/02/10
めどうさ
3
手塚治虫の長編漫画第3作目。知能をもったうさぎが、人間として認められるよう奮闘する悲しいお話。1948年発表の子供向け作品であるため、絵もコマもストーリーもとてもシンプルですが、むしろこれくらいシンプルな方が、作品の肝がわかりやすくてよいです。ただの絵にすぎないキャラを、あたかも現実にいるかのように錯覚させるにはどうするか。若かりし頃の手塚の情熱が感じられる素敵な作品でした。2015/11/07
ホームズ
3
先日、手塚治虫展に行ってきたので再読。やはり初期ですから絵がだいぶ違いますね(笑)そして魔法屋敷のほうは絵がかなりディズニーの影響を受けてる感じがしましたね(笑)鉄腕アトムやブラックジャックも好きですがそれよりも初期の作品がいいですね(笑)2009/06/15
びぎR
2
h2017/07/04
ホームズ
2
ひげオヤジなのに名前がビルおじさんというのに違和感が(笑)やはり結末は悲しい感じでしたね2009/03/24