角川文庫<br> ロストワールド

角川文庫
ロストワールド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784041851142
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

156
太古の地球の一部がちぎれて誕生したママンゴ星が久々に急接近する。そこにあるエネルギー石を求めて、人間は争い、星を目指す。自分本位という強い欲求を満たすために、邪魔者を排除する。宇宙の欠片にもなり得ない私たち人間という存在の小ささも知らずに、動植物をも従わせて愚かな道を歩む。大自然が猛威を振るえば、一瞬で儚く消えてしまうのに。辿り着いたロストワールドには希望が残された。この後、過ちを繰り返さずに共生の星を築くのだろうか。手塚治虫の初期作品。一千年后の世界も収録されている。遙か未来の地球のためにも今を大切に。2024/01/28

hamham

14
1948年発行(昭和23年)ってことは、WWⅡが終わってすぐで、日本には宇宙視点なんて全然なくて、もちろんご家庭にテレビなんてなくて、ガガーリンが宇宙にいく13年も前で…。そんな時期に、かつて地球から分離した惑星が500万年ぶりに地球に接近したからそこへロケットで乗り込むぜ!なんて漫画を?2017/12/30

トーマ

4
次々と話が展開していき、まさに読者は冒険に巻き込まれている感覚になる。こうしたSFをいち早くやってのける手塚治虫先生はさすが!宇宙、タイムマシン、植物人間、アクション、喋る動物、恐竜などなど、子供の興味をそそるものをギュッと詰め込んだ一冊。シンプルな絵なのに、手塚治虫が書く女性キャラクターには色気を感じるのが凄い。赤塚不二夫いわく、手塚治虫から「漫画から漫画を勉強するのを止めなさい」というような教えを受けたらしい。2019/04/06

びぎR

4
手塚治虫20才の時の中編マンガ2編。どちらもセンスオブワンダーに富んだ楽しい冒険譚。舞台が、地球の双子の惑星、1000年後の未来、となかなか斬新。こんな作品が戦後すぐ(1948年)に描かれていたというのにはビックリした。ひげおやじが両方に早くも登場している。説教じみたり教訓めいたりしない娯楽作品で気楽に読めるのも良い。2018/11/12

ホームズ

3
古い漫画だけど面白かった(笑)結末は少し寂しい感じになってしまっていたけど。2009/03/14

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