出版社内容情報
永遠の命とはなにか。不死の〈火の鳥〉を軸に、人間の愛と生、死を、壮大なスケールで描く。天才手塚治虫が遺した不滅のライフワーク。各巻カラーイラストの表紙、巻頭に十六頁カラーを掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はと
26
ギリシャ・ローマ編。今までの作品とかなり雰囲気が違う。う~ん、正直、今までの1~12巻の作品の方がずっと完成度が高かった気がする。かなり初期に描かれた話なのだろうか???2015/08/29
kagetrasama-aoi(葵・橘)
24
「火の鳥」第十三巻。『ギリシャ・ローマ編』エジプト・ギリシア・ローマ編が収録されています。少女漫画雑誌に載せられていたとのこと、絵柄やストーリーが当時の女の子を意識したのか、とっても可愛らしいです。前巻までの壮大なストーリーとは趣が変わっていますが、これはこれでとっても楽しい作品です。2025/06/12
ぐっちー
23
手塚治虫のライフワークと言われる火の鳥のプロトタイプのような作品。アプローチの仕方は子供向けだが、土台にはやはり火の鳥らしい芯が通っていた。火の鳥、もって読みたかったなぁ。2016/05/16
まると
20
手塚治虫の命日に合わせて年に一度この時期だけ読んできた「火の鳥」もついに最終巻。最後になって思い切りさかのぼり、未完の黎明編とともに1950年代の初期の作品を収めている。そのためか、内容的にはあまり趣向を凝らしたものではなかったが、以後30年以上にわたって手塚さんは火の鳥シリーズをライフワークのように描いていくことになるわけだから、その原点になる史料的な作品とみたら興味深く読めるかも。とにかくこのシリーズは素晴らしかった。漫画は一通り読み終わったので、来年は桜庭一樹さんの小説「火の鳥」でも読んでみよかな。2023/02/12
ふじ
18
ついにラスト。ラスト?描いた順的には1番最初の作品群。メルヘンチックな作画でテイストが違う印象。かなり火の鳥が主人公らしい存在感というかかわいげ。2018/10/29