内容説明
40歳を目前に控え、忙しくものほほんと過ごしているオーケン。まあヤングの頃はなんだかいろいろあったけど、最近は意外にいーじゃん人生って、なーんて思う毎日を送っている様子。ぶらりぬいぐるみ旅に出かけたり、女の子のいるお店に招待されたり、時にはロリコン殺人犯に怒ったり。勝ち組負け組みなんてくだらないモノサシをぶっ飛ばし、ひたすらロッカー(ぽくない)道をホテホテと突き進む、ププッと笑かすエッセイ集。
目次
人間万事塞翁がコラムネタ
南セントレア市はできなかった
鴨川痴漢旅…ってオイ!!
手塚治虫よ、ちっぽけなプライドを返せっ!
スペル星人はどこへ消えたのだろうかと
ドラえもんとマリファナの関係
追悼らもさんキープ・オン・ロッキン!
中島らも追悼ライブ・その裏側を暴く!
オムライザー!え?藤岡弘、!?
ジーン・シモンズに会って来た〔ほか〕
著者等紹介
大槻ケンヂ[オオツキケンジ]
1966年東京都生まれ。82年「筋肉少女帯」を経て、ロックバンド「特撮」で活動。2006年12月に「筋肉少女帯」再結成。その特異なキャラクターは映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集めている。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
亮人
7
オーケンの笑えるショートエッセイ集。オーケンの生き方かっこいいわ。若い頃の苦闘から得た今の人生観は、自分もあこがれる。サブカル特撮プロレス映画ロック創作と多岐に渡る話題が楽しい。でも一番気になったのは、オーケンのグレッグ・イーガン評。ハードSFの傑作との噂で手に取ったらしいが、一番最初に何故「貸金庫」を読んでしまったか。これはSFではなくオカルトだとばっさりdisってくれて痛快だわw2012/04/01
葛西狂蔵
5
いつも通り気軽にサクサク読めるエッセイ。大槻ケンヂのエッセイは、いつも買った当日に読み終えちゃうなぁ。プログレイコールもてないとか、ゲラゲラ笑ってしまうサブカル気質の自分を再確認。いつも思うのだが、この人が多用する比喩のボケっぷりって、一体どの程度の読者に通じるんだろう?音楽マニアやサブカル好き向きかなとは思うが、だからこそ中毒になってたりする。2016/04/12
silvetzf7
5
オーケンエッセイ3冊目。さすがに3冊目になるとネタがかぶってたりするのだけど、彼の人となりは十分わかりました。ひねくれもので変わり者だけど、どこか憎めない愛されキャラ。容赦ないツッコミも人を傷つけるわけではなく絶妙で、人柄の良さを感じる。2015/06/04
はすのこ
4
オーケンのアホさが爆発している本書。夏目漱石がホモの下りは笑ってしまった。頭空っぽで読める良いエッセイです。2015/11/23
海都理
4
目次をみて面白そうだったので衝動買い。五百円で買える文庫はいいね。サクサクすぐ読めちゃウけど、電車の中では読めないよ。笑い声抑えきれないからね。アントニオ猪木が信長とタッグを組むアイデアが気に入ったわ。ぬいぐるみを着せ替え出掛け観光して記念写真をとるのは危機感をかんじるが2005年の話だ。現在はどんな感じなのかぴら。2013/07/07