出版社内容情報
近未来。そこでは十五歳から十七歳の少女たちが突然原因不明の死をとげ、人間を襲う屍体・ステーシーとなって蘇る“ステーシー化現象”が蔓延していた・・・・・・。死生と至上の愛を問う衝撃の純愛小説!
内容説明
近未来。そこでは15歳から17歳の少女たちが突然原因不明の死をとげ、人間を襲う屍体・ステーシーとなって蘇える“ステーシー化現象”が蔓延していた。増え続ける彼女たちを再び殺すには165以上の肉片に切り刻まなければならなかった。また、ステーシー化現象の発生と時を同じくして、東洋の限られた地域で数十人の畸形児が生まれた。いずれも女児で、彼女たちは容姿とともに、人と異なる“力”を持っていた。彼女たちの多くはステーシー化し再殺されたが、十数人の畸形児たちは、再殺部隊の追跡を逃れていた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉野ヶ里
9
なんじゃこりゃ。やっぱすげえわ。という印象。マユミを殺すところが一番やばいな、と感じた。猫に例えるとすげえエグイですね。なんつーか、頭に光景が浮かぶ。ノイローゼのやつはすげーこと書くなー。はい。2014/11/16
キー
7
15歳から17歳の少女が、ゾンビ(ステーシー)化してしまう世界を描いた、筋肉少女隊のヴォーカリスト大槻ケンヂの小説。 1997年作品。 設定が設定のため、愛する女性がゾンビ化して悲しみにくれる男達、ゾンビ化した少女達を日々解体することに苦悩する男達が登場しますが、それがかなり鬱陶しい。 どうせなら、もっと、ド変態な方向性でも良かったような気もしますけど、そうならないのが、大槻ケンヂという人なんでしょうね。2021/12/20
吉野ヶ里
6
再読。序章の渋さんと詠子の話が好き。なんというか、昔は感じなかった嫌な気分でになって、不快感みたいな、悲しみみたいな、感受性って変化するのだね、と思った。内容自体はそこまで好きではないけれど、設定は天才的だよね。殺す側と殺される側だけれど、殺される側はいつも幸福で、殺す側は不幸になる。殺される側は許す側で、殺す側は許されない苦しみの中で生きる。モモがしゃべりだしたところから雑が混じったな。中島らもの良い小説を読んだばっかりだから感想が厳しめかも。口述筆記で文章を書けるのってすごいよね。2019/10/29
5〇5
5
整いました! 「ステーシー」とかけまして、「ハンバーグにピーマンの肉詰め」とときます。 そのこころは、どちらも肉はミンチに!2024/11/28
読み人知らず
5
グロいのにグロくない。エッチでないのにエッチである。2012/12/05
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