角川文庫 愛という名のもとに

野島 伸司【著】

角川書店（1997/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 385p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041845028
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

レガッタ部ＯＢの男女７人。３年前、選手とマネージャーたちは熱い青春のただ中でいつも一緒だった。そして現在―教師になった貴子は仕事と結婚の両立に悩み、代議士秘書の健吾は父の不正に怒り、アメリカ帰りの時男は自由な生活を求めて―どれだけ歩いたら人として認めてもらえるのだろう？青春の光と影のなかで、移ろう愛と友情を描きドラマ史上に燦然と輝く人気作品の完全ノベライズ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[nadaha]

名作ドラマの勉強に、と思って読んだ。いかにもな恋愛群像劇で、気の合う大学仲間たちが卒業後に社会の厳しさ、仕事の壁、恋愛、劣等感などで余裕が無くなってしまって、大事な物を見失っていく、という話。一応小さいころに母親と見ていたのでチョロが死ぬのは知ってたけどやっぱショックだった。あの頃にはまったく理解できてなかった所も今ならわかる。余裕があった頃には笑いあえた仲間もいずれすれ違う時が来る。プライドがあるから何でもは相談出来ないんだよね。冒頭の、過去の知り合いに今会ったら見栄を張る所なんかすごいよくわかる。

2015/07/15

[Eito Matuda]

当時、ドラマが始まった年に新社会人として、会社の新人研修に行った時に、全国から集まった新人のグループ分けがされ、偶然かドラマと同じ、男4人女3人の7人グループ。 グループ全員がそれを認識してたので、何か自分たちが主人公達になった気がして、毎回欠かさず観た。その懐かしさがとてつもなく蘇った！ あの7人組で、もう1度ドラマを一緒に観たいなあ。

2021/01/23

[さき]

野島伸司の本は、現実に近い所で展開されるから、これもなんだか心の描写が生々しくって、読んでいて辛くなる時もあった。辛い時も一緒に乗り越えた友人とまた会うということが、叶うのかは分からないけど、時男が言った“また会おう、愛という名のもとに”という台詞は、とっても好き。（といいながら、この台詞であってたかな？間違ってることで不快に感じる方がいたらごめんなさい。）

2010/05/01

[とるく]

ドラマ版が好きで再放送やレンタルで何度か視聴済み。 「ドラマのノベライズ版」を読むのは初めて。 ドラマでは台詞と場面で視聴者が想像するだけだった登場人物の心理描写をノベライズ版では細かく文章で補足してくれるのが良い。サントラ聞きながら読むと雰囲気出そう(笑)。 昔のドラマを楽しく懐かしみながら読むことができて良かったです。 内容の感想は長くなるので割愛。

2025/03/09

[ちろるちゃん]

good。でもこれはtheドラマで現実にはありえないと思う。

2013/10/28