内容説明
吉祥寺、要町、北青山、新高円寺、世田谷・大蔵、代々木、横浜、吉原、若林、南町田、曙橋、江古田、新宿と住みまくった前代未聞の引っ越しエッセイ。「WEEKLYぴあ」に連載され、単行本となった、あの伝説の『東京住所不定』が、大幅に写真を加え、〈完全版〉として遂に文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CEJZ_
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1P18行。元の本は1994 年刊。’93年4月〜94年5月の13ヶ月、ひと月ごとに東京各地を引っ越して居住した企画の記録、ぴあ連載の本。カラー写真が多い。30年前の東京。写っている人々は、今はここから30のトシを重ねているのか。濱田成夫は世界中のガキどもに向けてたくさん詩を綴っている。やりたいことを企画して、やってみて世に出す。今どきだったらYouTuberか。濱田成夫やまわりのスタッフもやってみようとトガッている。住んだ各所の部屋と街の光景、酒タバコ、ギター、ロック音楽。レンタルビデオの時代だ。2024/04/25
shimojik
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実家から発掘。高校生のときに読んだ本。 読み返すとただ引越ししてるだけの話でびっくり。すげえ。 これに熱狂した10代があったのだ。おほほ。2012/01/10
ぺぱごじら
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都内を毎月引っ越すという、ただそれだけの話。でも面白い。「なんでもいいから何か始めないといかん」と焦った20代(笑)。
anri0912
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この本の最後に載っている詩を読みたくて購入。 高校の恩師が卒業する時に読んでくれた詩。 十年近く経った今でも覚えているくらい、当時の私には強烈に響いた詩。
おりひめ
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一年間、都内を引越ししまくった様子のライブ中継詩集。ロックというかパンクというか、このスピード感とド迫力は、読んでみないと伝わらない。どっかで見た名前、、、と思ったら、テレビ版「SP」の刃物を持った「大男」さん。怖かったなあ。あの迫力そのままの一冊。2012/01/12