角川文庫<br> 蕎麦屋の恋

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角川文庫
蕎麦屋の恋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041835128
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

秋原健一、四十三歳、ふつうの会社員。波多野妙子、OLを辞めた三十歳。それぞれに過去の小さくも苦い思いを抱えた男と女は、通勤の京浜急行で出会い、途中下車した駅の蕎麦屋でせいろをすすり、ただテレビを観る。淡く、不思議な甘さに包まれながら―。爽やかな感性の触れあいを描いた表題作他二編収録。日常に潜むふとした喜びやせつなさを掬い取った可憐な短編集。

著者等紹介

姫野カオルコ[ヒメノカオルコ]
1958年滋賀県出身。90年、出版社に直接持ち込んだ小説『ひと呼んでミツコ』で単行本デビュー。多様な文体と独特の視点で、人間心理の奥底を描く
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

158
姫野カオルコさんの3作収録の中短編集を読んで第一に感じたのは重苦しさとは無縁の恋愛に対する軽やかでしなやかな感性ですね。表題作『蕎麦屋の恋』は既婚者なのに会社の同僚女性達にモテモテの43歳の経理課長・秋原健一と調理師を目指す恋愛下手の30歳女性・波多野妙子との心のふれあいの物語で、二人一緒に「花の首飾り」を口ずさみながら何処までも健全で不倫関係に陥りそうには全く思えない不思議な男女関係が描かれていますね。あまりに純粋過ぎるヒロインの行く末が心配になりますがこのまま真っ直ぐに進むのが幸せかなとも思いますね。2020/01/13

じいじ

105
二作目の姫野作品は、文章は歯切れがよく読み易い。独特の空気感を感じます。表題作―題材は平凡だが爽やかで読み心地良い中編小説です。43歳妻子持ち、製薬会社の経理課長が主人公。計算機ならぬ算盤が達者なだけの冴えない中年男。何だか知れぬが、この男悔しいくらい女性にモテるのだ。或る日、通勤電車で出会ったユニークな女との恋が芽生えます。果たして、気になる恋の行方は…? 随所で懐かしのタイガースの「花の首飾り」が聴こえてきます。2018/11/21

shizuka

57
なんといっても「蕎麦屋の恋」が秀逸。まず京急線沿線の話。いつも利用している路線だから親近感湧きまくり。八景、横浜、川崎とイメージしやすく、頭の中が映画館に。あれはきっとあそこだろうなーと。波多野さんの恋の表現、ステキ。炬燵に入って一緒にTVを見る。愛情があるからこそ。愛を感じる場面、行動、人それぞれなんだ。ホテル行って一緒にTV見て帰る。新鮮だった!他2編。自由が丘の勘違いカフェはありそうで。基次郎的行動痛快。最後、フィンランド舞台。タイプの違う女性2人と男性1人。桜子タイプなんだかんだモテる。おそらく。2017/03/24

佐島楓

32
表題作ほか二編収録。表題作がよかった。人生に疲れてきている中年男性と、人生これからのアラサー女性の邂逅。恋に発展未満のよくわからない、不思議な距離感。それを醸し出しているのはひとえに超・天然の女性。このようなずれていたりはみ出していたり、あるいは生きづらさを感じている人物を書くのが姫野さんはとても巧いと思う。いい小説を読ませていただいた。2014/03/26

カッパ

23
【△】薄めで読みやすいかな?と思って借りました。図書館で。文庫の表紙はほんわか。どれも、これも恋愛未満なもので作られた形ではない。大人のいけてる女子ではないのでそんなのもあるんだー。ってな気持ちで読みました。お洒落人間になるために読むかな。2018/03/17

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