内容説明
優しい奴、いじわるな奴、つげ口好き、ねたみ屋、気分屋などなど様々な性格とファッションを身につけた魚たちが行き交う海中は、いつもドラマチックだ。日本を代表する海中カメラマンが恐怖と緊張と至福の中で出会った、海の生きものたちの、愛さずにはいられない素顔を活写した、感動のカラー写真+エッセイ。
目次
海のタイムトンネル
海のコンパニオンたち
海の青春物語
海のアンタッチャブル
海のギャラリー
海のタレント養成所
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぎえ
7
珊瑚礁域に生息する熱帯魚たちの写文集。ミナミハコフグの幼魚(体長3cm)が自分よりも大きいアカスジモエビにクリーニングされている写真が珍妙で面白かった。ふらっふらしてそうだw。メガネウオも生で見てみたい。個人的にはやはりボロカサゴがどうしてもみてみたい。無駄にヒラヒラしてゴージャスな感じの紫いろとかのカサゴ。一歩間違えるとルンペンにも見えてしまうのがたまに傷。みてみたい。2010/02/10
1977年から
0
1997年
なおぱんだ
0
いろいろな海洋生物の写真をふんだんに取り入れた海洋カメラマンの写真集です。世界中で撮り集めた魚類を中心に、軽妙なエッセイを添えた作品。ちょっとした息抜きにはもってこいです。日本近海、特に北海道周辺の魚は地味なものがほとんどですが、沖縄や南海の色とりどりの魚たちの奇妙な生態を、カラー写真で紹介してくれます。ただ、著者のエッセイは好みが分かれるところじゃないかと思います。撮影に苦労するところはわかるけれど、それがあまり伝わらないのかなというのが正直な感想です。まあ、写真を楽しむには十分です。2016/07/24