内容説明
仏教思想は、インドから中国へと来て日本へ渡ったが、しかしその伝達には、何百年、あるいは何千年という時間と、そこでそれに携わった多くの人の苦悩が必要だったのである。1人の人間の生の最も深いところから、その思想家のもつ思想にたいする情熱を見ていこう。こういう方法が、本書で一貫してとられている方法である。
目次
第1章 死の哲学から生の哲学へ―生命の哲学としての密教
第2章 親鸞と『教行信証』
第3章 道元の人生と思想
第4章 日蓮の人生と思想
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