内容説明
本当の愛を求めて、自分の意志で別れを告げる恋もあれば、やわらかな慈愛に満ちたやさしい恋もある。ある時は不器用に、ある時はおだやかに…。愛しいあのひとを想い、女はいつも心を揺らし続ける。作詞家として数多くのラブソングをヒットさせてきた作者が、その歌詞やタイトルをモチーフに織り上げた、ショート・ラブ・ストーリー17編。あなたの心に秘められた恋の思い出やシーンに重ね合わせて、じっくりと味わってください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinji
94
作詞家の来生えつこさんがし、作詞をした中からピックアップした17曲をイメージを広げて、それぞれにストーリーをつけた短編集。 私と同じような年代の方なら、よく耳にした筈です。バブルの残り香がある1988年に出版された本なので、今とは少し違った感じのラブストーリーが展開されています。ですので懐かしい感が前面に出るのですが、各章の最後に載せられる詩に揺さぶられますね。新たな曲をつけたら.. と思わせられるので歌詞と呼ぶのが正しいのでしょうね!「はぐれそうな天使」「スローモーション」の詩が素敵なノスタルジアです♪2016/11/04