内容説明
大好きなロック・グループ、ガボール・スクリーンの曲、世界的チェロ奏者である父が奏でる音色、そしてビック・ベンの鐘の音…。キャロルが愛してきた“音”が突然消えてしまった。その原因を探って、キャロルは異次元の国「ラ・パル・ル・パス」へ迷い込む。そこで出会ったティコ、フラッシュ、マックスウェルの3人と力を合わせ、悪の魔王・ジャイガンティカに立ち向かう。“失われた音”を取り返すために。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぞるば
5
懐かしい。多分、中学生のとき読んで、再読。その時も今日も、まぁその、めちゃくちゃ面白かったかというとそうでもないし、いろいろつっこみどころはあるんですけど、木根さんの人の良さがにじみ出ていて、良いです。盗まれてしまった音を取り戻すというストーリーはミュージシャンならではで面白いし、自分たちをヒーローとして登場させてしまうという、勢いのあったバンドらしいバブルなノリも今となっては愛しい。というかTMN好き。キャロルどこ行ったんかな。どっかあるはずなんだけど…。また聴きたくなりました。2017/07/31
ゆう
4
久々に読んだ1冊。アルバムとリンクしてるだけに、ストーリーに入り込むには最高なんじゃないだろうか…?いい年してファンタジーに入り込む経験はなかなか出来ないだろうしね〜σ^_^;2014/04/27
てっしー
4
中学生の頃に大ブームで、夢中になって読みました。確かグーニーズとかインディージョーンズとかが流行っていた頃で、同じような冒険譚として楽しんだ記憶があります。今にして思えば、音楽アルバムとリンクしている小説って珍しいですし、これ以降もなかなかないのでは?音楽と作家の両方の才能が必要で、、、あぁ、キャロル(アルバムのほう)どこに失くしたんだろう?2012/09/29
澤唯
2
いかに再読といえども何十年ぶりだよ笑 にも関わらず急に思い出すことがちょいちょいあったり まあ歌も思い出すわな 中高生に戻った気分だった2019/09/13
まさむね
2
一人の少女、キャロル・ミュー・ダグラスが奪われた音を取り戻す物語。元となったTM NETWORKのアルバム「CAROL」の世界観がそのまま閉じ込められたような一冊。是非、聴きながら読んでもらいたい2013/06/21
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