内容説明
防衛大臣の藤田は、国会答弁でUFOの実在を説き、袋叩きにあう。だがエイリアンは人類に対する大規模攻撃を計画していた。宮崎県高千穂に住む男女高校生が告げられた人類の終末。阿蘇山で撮影された4機の円盤。屋久島で誕生した地球外生命体。骨と筋肉と血管だけの変死体。九州各地で続発する異常事態は、ホラー作家・高杉繭子の秘められた過去とからみあいながら、地球規模のパニックへつながる前兆だった。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年生まれ。ニッポン放送、扶桑社を経て90年より専業作家。朝比奈耕作、氷室想介、烏丸ひろみ、志垣警部といった人気シリーズのほか、一連のホラー作品が大人気。ミステリーとホラーを作品の主軸として両立させる数少ない作家のひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はらぺこ
30
UFOとか出てくる話。こういう話は好きやけどチョット説教くさかった。2017/01/18
Our Homeisland
12
亡くなるまでにたくさんの作品を残したこの作者のものは、だんだんと、読んでないものを読み続けたいと思っていますが、これは、それほど読んで満足度が高い作品ではなかったです。この作者の物は、やはり、恐ろしいホラーを読んでみたいのですが、これは、どちらかというとSFで、ほとんど怖い場面はありませんでした。本格的かどうかと大人の読者が満足して読めるかどうかという点では、あまり評価ができる作品ではないと思います。2013/09/01
そのぼん
4
ホラーというよかSFファンタジーという感じでした。宇宙人とかエイリアンとか色々出てきましたがサクサク読めました。2012/01/28
カモミールフレイバーの星
3
軽いホラーが読みたくなって手に取った本だったのですが、ホラーというよりSFでした。UFO+宇宙人来襲により人々パニック!・・・という訳でもなく、信じる人と馬鹿にしてる人のやり取りが大半です。どんなお話もそうですけど、話の前半で物語の核となる事を馬鹿にする人が嫌な奴であればある程、最後のどんでん返しが面白かったりするわけですが、これは、そういった感じでもありません。子ども向けにアニメ化したら、辛うじて面白いかもしれない。2013/02/23
moobu
3
本当にこんな謙虚になれるのなら素晴らしいんだけど。2009/03/23