角川ホラー文庫<br> 憑依‐HYOU・I

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角川ホラー文庫
憑依‐HYOU・I

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041789865
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「私には、手足胴体をバラバラにされた女の子の霊が憑いているの」岡本龍一は、夜の六本木で知り合ったばかりの月舘未知子から、信じ難い話を聞かされた。そして目の前で実際に起きる憑依現象!死者が取り憑いた彼女から「私を殺したのは、あなたのお父さん」と告げられ、驚愕した龍一は父の正晴を問いつめた。すると、意外にも父は二人の女性の惨殺を泣きながら白状!理由は語らぬまま、次の標的は未知子で、その運命はもう変えることはできない、と語った。

著者等紹介

吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年生まれ。ニッポン放送、扶桑社を経て90年より専業作家。朝比奈耕作、氷室想介、烏丸ひろみ、志垣警部といった人気シリーズのほかホラー作品が大人気。ミステリーとホラーを作品の主軸として両立させる数少ない作家のひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミュポトワ@猫mode

55
軽い読み物、娯楽小説としては及第点かなって思います。さらって読めるし。ただホラー小説としては怖くないのでね、個人的にはちょっとなぁって気がします。なんでこんなに怖くないんだろう…内容としては、怖いのは人間って方向性の話なので、がんばれば怖く出来ると思うんだけど、多分文章に力がないんだろうなぁって思う。怖い小説はさ、やっぱり力が違うと思うんだよね。作者の力が俺の背筋にゾクゾクぶつかる感じ。その部分が薄いんだろうなぁって思う。つか、この作者の本、初読なのに何冊持ってるんだ、俺…読まずにまとめ買いしすぎだろ…2021/02/08

Our Homeisland

11
この前、壮絶な末期癌の様子をご自分で書いた本を読みました。その前に読書メーター開始前を含めて何冊かこの人のものを読んでいますが、久しぶりの得意とするホラーでした。素晴らしい出来だと思います。もっと多くの人に読んでもらっていい名作だと思います。いろいろなレベルの怖さのミックスです。設定が怖い。この登場人物が自分のようで怖い。どんでん返しもあり。そして、映像でなくて活字なのに背筋が悪寒でぞくぞくする恐怖が走る。究極のホラーエンターテインメントと言って良いと思います。巻末に著作一覧があります。まだまだ楽しみ。2013/07/06

そのぼん

11
これは恐かった…。タイトル通り『憑依』がキーワードとなっていますが、その正体は…といった作品でした。衝撃のラストで、グイグイ引っ張られ一気に読めました。面白かったです。2012/02/13

ゆう

10
期待した話とだいぶ違った。 殺された女の霊がついてる人から声をかけられるなんて、どんな展開が待っているのかと思ったら、怖くもないし、あまりに荒唐無稽過ぎてついていけなかった。2024/08/07

いっちゃん

9
二冊目。期待は裏切られず。途中伸吾じゃないけど、事実がわかった時にはゾッとした!2017/12/17

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