角川文庫<br> 道草食う記

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角川文庫
道草食う記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041762158
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

月間の〆切数が四十三本もあったりして、毎月月末ともなると、んもう何が何だかケツを掻く暇もない状態だった流行作家ハラダさん。道草さえも走りながら食った、とにかく疾走する日々から、衝撃的な事件に出逢い、人生の折り返し地点を経て、またてくてくと歩き出す日までを描いたはらだしき日常生活。

目次

1993年(虜にならねば、と思う十月;お芝居お芝居、の十一月 ほか)
1994年(それでも幕は開く一月;バリで羽を伸ばす二月 ほか)
1995年(絶望的な一月;針の筵の二月)
1996年(鬱だったり躁だったりの六月;何だか夏らしくないぞ七月)

著者等紹介

原田宗典[ハラダムネノリ]
1959年、東京生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒。84年「おまえと暮らせない」で第八回すばる文学賞入選後作家としてデビュー。小説以外にも数多くのエッセイを発表し好評を博している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

31
一番売れていた頃の日記風エッセイ。これを読むと月に連載40数本抱えていて、劇団の原作も書いていて精神的にも肉体的にも疲労し過ぎて、病気になって行ったんだなとしみじみわかる本です。私が原田宗典さんの作品に出会ったときは、既に躁鬱病に掛かっていたのを中村うさぎさんとの対談本で知り、気になって読んだのが始まりでした。病気を期にほとんど執筆活動もされてないんだ、私はずっと昔のエッセイや小説を読んできたのだと今になって思い知り、とても感慨深い作品です。群さんとの対談本の話が出てきますが探してもないので残念。2013/09/22

カンパネルラ

1
久し振りのエッセイは1993年から2年くらいの間の日記。作者のある意味での転機が読み取れる。躁鬱病と身近な人間の死と、そして死を垣間見た交通事故で、作者が大きく変わっていく。仕方ないかもしれないが寂しい。いい小説を期待するしかないだろう2005/06/23

siorinn

1
ただのエッセイかと思ったら作家の鬱闘病記録でもあったりする。楽しいエッセイを書く氏の裏側を垣間見ることができる。ご本人の描いた自他像、今では「相棒」の捜1トリオで有名になった大谷亮介、映画でひっぱりだこの余貴美子などの若かりし頃の話もあり興味深い。2012/02/25

半角

0
お風呂で読みました。 駄目な自分とどうにか折り合いつけながら、売れっ子作家さんとして頑張る姿に親しみを感じました。がんばれ、原田さん。2014/08/09

天城春香

0
躁期ですね。書きまくってる。2011/11/08

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