角川文庫<br> 王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇

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角川文庫
王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041755181
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

1789年7月、ついにフランス革命の火蓋が切られた。反国王派が勢いを増す中、マリー・アントワネットは壮絶な惣いを開始する。全財産を捧げてくれたフェルセンに報いるため、全権委任状を入手。次々と外国に働きかけ、敵勢力と手を結ぶことも恐れない。しかし、孤独な心の支えとなった恋が悲劇の幕を開けていく。多くを手に入れ、多くを失った彼女が、最期に抱いた希望とは。一大歴史巨編、慟哭の完結編。

著者等紹介

藤本ひとみ[フジモトヒトミ]
長野県飯田市生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に裏打ちされた歴史小説で脚光を浴びる。フランス革命からナポレオンの時代を主な題材にすえ、秘められた歴史に光を当てた作品が高い評価を受けている。パリに本部を置くナポレオン史研究学会の日本人初会員。フランス政府観光局親善大使を務め、現在同名誉委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahitarou

5
何冊かマリーアントワネットを立て続けに読みましたが、結局王妃の器がない女性がなってしまったということでしょうか。政略結婚でなんとも可哀想な女性だとは思いますが魅力のある女性だったとは思えません。真実はわかりませんけどね。2014/10/30

クッシー

3
面白くて昨日、今日とで全部読んでしまった。一気にマリーの人生を駆け抜けた感じ。にしても波瀾万丈。若い頃の宮廷生活が夢のよう。下り坂は一瞬。時代が王を求めなくなった途端、民衆は手のひらがえしに王や王妃を罵る。時代に取り残されたマリー。その孤独と苦しみ。時の流れは非情である。民衆や急進派を憎む彼女であったが、やがて赦しの境地に達する。それは己の運命を受け入れたということだろうか。民衆はそんなことに気づかず彼女を罵る。だが、自分の心は自分だけ知っていれさえすればよいのだ。ええい、まとめるのが難しい。2021/12/13

海野藻屑

2
女だから彼女の境遇が悪くて、身近な人さえ距離を置いてくるなんて不憫だと思うが、男性からしたら退廃的な女ってだけになるかもしれない。2017/07/06

笑顔千両

2
政略結婚で嫁いで、気弱な国王のもと勝手気ままに浪費し国の財政難を招き、愛人との恋におぼれ、革命が起きて国外逃亡を図る。その逃亡は失敗、死刑宣告を受けギロチンにかけられ生涯を終える。国王がもとしかりしてわがままなマりーを諌めていたらこんな終焉を迎えなかった?時代の流れで革命は起きていた?マりーに同情はできませんでした、宝塚歌劇の“ベルばら”のマりーは美化されていて、これを読んで目が覚めました。フェルセンとの逢瀬の場面、アデューは二度と会えなさよならなんですね、また会えるさよならはオルヴォワなんですって。2014/05/02

菊見

2
アントワネットの死までに予想外に色々あったんだと知った。王族としての気品、人間としての感情、その両方を見せてくれたアントワネットは、やっぱり魅力的な人物。2012/05/26

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