内容説明
元特攻隊員の木島を中心に、戦友だった七人は、無人島での戦闘訓練を終え、ついに暴力団大門組と黒幕政治家に戦いを挑んだ。手始めに大門組幹部を拉致し、数々の悪行や新聞記者殺害事件の真相を自白させ、さらには、内部抗争までも誘発させる。大門組も武力で反撃に出るが、それこそ木島たちが望んでいたことだった。老いに屈せず、自分の可能性を信じて闘う男たちの雄姿を描いた著者入魂の物語、ここに完結。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
60
読み友様からのご紹介本📚です。星の陣に続く、老人パワー炸裂、痛快な物語。今度は特攻隊の生き残りのお爺様達が大活躍、やくざや政治家を徹底的に叩きのめす。実際の死の現場にいたお爺様の脅威、殺気は半端なくやくざはタジタジ。最後の方で驚きの展開もあり、今回も楽しめた。映画化してほしいなぁと思うが、かなり予算がかかりそう。面白かった!森村誠一先生に外れなしですね✨✨✨2022/04/10
あめま
5
★3 ヤクザに家族の命を奪われ愛する人を陵辱された爺さんが、特攻隊時代の仲間を集めてヤクザに復讐する話。『星の陣』とほとんど同じ内容でした。『星の陣』を書いて気を良くした森村誠一が同じような作品をもう一度執筆したって感じでしょうか。安易な展開ですが、個人的に嫌いじゃないです。2018/04/02
まだち
1
ストーリーの展開が強引な感じがしますが、冒険小説として楽しめる本です。2012/12/24
リョウ
1
引き込まれて一気に読んでしまった。ただ、もうちょっと上の人の方がより共感できるかな。2010/09/14
つんこ
0
小川さんに借りた2001/01/05