角川ホラー文庫<br> 魔少年

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角川ホラー文庫
魔少年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041753361
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

何一つ不自由のない家庭に育った子供が起こした「いたずら」。そこには恐ろしい意味が隠されていた―。ホラー短編の最高傑作『魔少年』をはじめ、“顔のない男”に日夜悩まされる『空白の凶相』。女の執念の憎悪を描く『雪の絶唱』。共犯であるはずの男から脅迫される『死を運ぶ天敵』など、人間の心の暗部を映す、現実的ホラー短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マツユキ

16
表題作のドラマ過作品を昔、見たような…。気になって、読んでみました。息子の同級生の恐ろしい遊びを目にした母は…。そんな背景があったとは…。不倫、じゃなくても、酷い奴で、全七編どれも後味が悪いですね。特に『燃えつきた蝋燭』、ここまで行くと、逆に文句言えない。性的なシーンが多くて、これか…と時代を感じました。2023/09/26

Yu。

5
読む度に好みや感じ方が変わるといった発見が出来るのは再読の魅力ですね。前回に読んでから15年ほど経ちますがあまり古臭さ感じさせず、それでいて興奮繰り返しの七つの心理サスペンスホラー。どれもが面白く、目一杯楽しめました!確か以前は表代作である『魔少年』を推したのを覚えてます。さて 今回はと言いますと、非道を繰り返し、落ちるところまで落ちた男に迫る“罰”の先に待つ唖然とさせるオチが見事な『燃えつきた蠟燭』がオススメ大賞です。次回はいつ読むのか!二冠達成なるか!そういった意味でも楽しみ。2014/05/30

ホレイシア

2
短編集。うまいけど、さして新しいテーマはない。でも1978年に書かれたものだと思って読むと、まだ少年犯罪が当たり前の時代ではなかったし、虐待の連鎖とか幼少時のトラウマなんかがそれほど一般的ではなかった頃の作品としては興味深い。2012/08/04

こやまるぅ

1
森村さんの作品を読むのは2回目です。前回読んだ『悪魔の飽食』は文学というより記録だったので、文学としての森村作品を読むのは初めてでした。結果、ものすごく引き込まれました!人間の闇の部分、ずる賢い、狡猾な本性が現れている作品だと思います。7作入っていますが、どれもオチがしっかりしています。読んでいてゾクッとする話ばかりです(笑) 文体と雰囲気がとても好み!森村さんの他の作品も読みたいです。2015/06/09

ヤナギ

1
人間のズルさを描いた作品で終盤に真相がわかってきた時点で少しイライラした。人間は見かけに騙されてはいけないということを改めて気づかされた。2007/06/13

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